2022年世界時価総額ランキング!日本企業の昔と今!

出典:STARTUP DB

上記の表は「世界時価総額ランキングー1989年と2022年ー」を左右に並べたものです。
※STARTUP DB では50位までの表になっています。

1989年 世界時価総額の上位5社までを日本企業が独占

時価総額は「株価×発行済み株式数」で計算されます。

当時はバブル期の経済政策によっていかに異常な株高だったかということを示しています。
上位の多くを日本の金融機関が占めていることは、バブル期の経済政策において金融機関が日本の成長を引っ張っていたことを表れている。

2022年 世界時価総額15以内に日本の会社はゼロ 31位にトヨタ自動車

一つの例をあげます。
トヨタ自動車 1989年:541億ドル→2022年:2,087億ドル≒24兆円

Apple    1989年:未上場 →2022年:28,281億ドル≒325兆円 

いかにAppleの成長した大きさがわかるかと思います。

また325兆円は東証一部合計730兆円の半分近くになっているというすごい数字を表している。

Top10はサウジアラビアの石油企業であるSaudi Aramco(3位)と台湾のTaiwan Semiconductor Manufacturing(10位)を除き、GAMMA(Google、Apple、Meta Platforms、Microsoft、Amazon)を含むIT企業やTeslaとアメリカ企業が独占している。

日本企業は50位以内にトヨタ自動車が1社のみがランクインする結果となっています。

また、Top10にランクインする企業の業種が金融業からIT・通信業に変化していることも大きな特徴ですね。

国籍・業種からみるTop50社の特徴について

1989年・2022年Top50社を国別にグラフ。

出典:STARTUP DB
出典:STARTUP DB

1989年・2022年Top50社を業種別にグラフ。

出典:STARTUP DB
出典:STARTUP DB

今後の展望について

時価総額が10兆円をこえる企業は、アメリカ96社・中国17社となっています。
日本は、新しくリクルートホールディングスが時価総10兆円を突破し合計5社という現状です。
昨今のデジタル化の波をうけて商機につなげたIT企業のほか、新型コロナ感染症の拡大を受けてワクチン製造を担った企業が目立ちます。

2021年12月24日時点で、瀬慧海上位1,000社の時価総額では、アメリカが5割を超えています。
一方日本はその5%に満たない68社です。

出典:STARTUP DB まとめ

世界の企業を時価総額の観点から触れた。令和の時代となり4年目、平成元年のランキングにおいて日本企業が独占した面影はもうない。

デジタル化やカーボンニュートラルの波に応じてビジネスモデルを柔軟に変える、未来志向型の企業に変化していく必要性が出てきているのではないだろうか。

新型コロナウイルス感染症が急拡大する中、日本企業で大きく成長を遂げ、時価総額10兆円を突破したのがリクルートホールディングスだ。子会社であるindeedの人材ビジネスの業績が急拡大したことが大きな要因とされている。

新型コロナウイルスの影響で“カネ余り”が生じ、スタートアップへの投資は加熱している。世界を牽引する企業を日本からもう一度生み出すため、今が再起のタイミングなのかもしれない。

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