「ブロックチェーン」ってなに?この記事で説明!

「ブロックチェーン」ってなに?動画を含めてご紹介。

まずは、下記の2つの項目(PDF・Youtube動画)をご覧ください。

経済産業省が作成したブロックチェーン関連の資料

・アニメで分かりやすく説明!ブロックチェーンの仕組み 
 引用:株式会社セカイ

ブロックチェーンの定義

ブロックチェーンとは「参加者の中に不正を働く者や正常に動作しない者がいたとしても正しい取引ができ、改ざんが非常に困難で、停止しない、多数の参加者に同一のデータを分散保持させる仕組み」である。

誤解を恐れずあえて一言でまとめれば、ブロックチェーンとはこんな仕組みだ。ただし、現時点(2018年4月)でもブロックチェーンの定義は定まっておらず、時と場合、人によってさまざまな解釈でこの言葉が使われている。国内では、日本ブロックチェーン協会が2016年10月に公表した以下の定義が頻繁に参照され、上記もこれをわかりやすく言い換えたものだ。

引用:SoftBank

日本ブロックチェーン協会が発表した定義

1)「ビザンチン障害を含む不特定多数のノードを用い、時間の経過とともにその時点の合意が覆る確率が0へ収束するプロトコル、またはその実装をブロックチェーンと呼ぶ。」

2)「電子署名とハッシュポインタを使用し改竄検出が容易なデータ構造を持ち、且つ、当該データをネットワーク上に分散する多数のノードに保持させることで、高可用性及びデータ同一性等を実現する技術を広義のブロックチェーンと呼ぶ。」

引用:日本ブロックチェーン協会

ブロックチェーンの特徴

ブロックチェーンの特徴は、大きく下記の4つと言われています。 出典:SoftBank

ブロックチェーンの特徴

特徴

  1. 取引データの改ざんが非常に困難
  2. システムダウンが起きにくい
  3. 取引の記録を消すことができない
  4. 自律分散型システム

1.について

ブロックチェーンを構成するのは複数のノード(コンピュータ)になります。
その複数のノードでは取引データと一緒に必ず前のブロックのハッシュ値が格納されています。各ブロックを改ざんするとハッシュ値はまったく異なるものに変更され、整合性を保とうとすると過去のブロックのハッシュ値も変更しなければならないため、結果的に改ざんが困難な状況になってしまうからです。

このような仕組みにより、ブロックチェーンは強力な改ざん耐性を有しています。

※ハッシュ値とはデータを決まった長さの文字列に変換した値

2.について

ブロックチェーンでは、従来のサーバ・クライアント方式のネットワークではなく、複数の同等な立場にあるコンピュータ(ノード)が多数集まって相互に通信するP2Pネットワークが使用されます。

P2Pネットワークは分散型のシステム構成となっているため、一部のコンピュータがダウンしても残りのコンピューターのシステムは動作していればシステムの機能は失いません。また、一部のノードからデータが消失した場合でも、ほかのノードがデータを保持しているためシステムの継続性が保たれるのもP2Pネットワークによるメリットです。

※P2Pとは「Peer-to-Peer」の略称のことで、不特定多数の端末(スマホなど)がサーバを介さずに、端末同士で直接データファイルを共有することができる通信技術、またはソフトウェアのことを指します。

.について

ブロックチェーンに一度保存されたデータは削除や修正ができません。改ざんを防ぐためにそのような仕組みになっているからですが、仮に間違ったデータがブロックに混入してしまった場合にはデメリットとなります。

4.について

今までの多くのネットワークシステムにはシステムの中央となる管理者が存在していました。ところがブロックチェーンは、全ての参加者が自立して取引履歴をコピーし続けています。これは自律分散型システムと呼ばれ、ブロックチェーンの大きな特徴のひとつと言えます。

この自律分散システムの、不正や改ざんを許さず、公正な取引の履歴を安定して記録し続ける特徴は、仮想通貨を筆頭とした高い信用度を求められる取引には欠かせないものとなっています。

※自立分散型システムとは、メインフレームのような大型コンピュータを中央に持たず、すべての端末が自律的に行動しながら、全体がひとつのシステムとして稼働しているシステムです。

総務省の資料によるブロックチェーンについて

・ブロックチェーン技術や関連市場の規模について

近年、従来型の中央管理型のデータベースに変わる技術として、ブロックチェーン技術に注目が集まっており、様々な分野での活用が期待されている。

平成30年版情報通信白書でも述べたとおり、ブロックチェーン技術とは、情報通信ネットワーク上にある端末同士を直接接続して、暗号技術を用いて取引記録を分散的に処理・記録するデータベースの一種であり、「ビットコイン」等の暗号資産に用いられている基盤技術である。

引用:総務省

67兆円−−。これは、経済産業省が2016年に発表したブロックチェーンの関連市場規模である。
ブロックチェーン技術の展開が有望な事例と市場規模から試算されている。その規模は、2015年の医療福祉業界(68.4兆円)に匹敵する。

引用元:NTTテクノロス

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA